【ゼルダの伝説】ティアキン(totk)の時系列はどこなのか?
ティアーオブザキングダムの時系列はどこ!?
公式ではある程度、どの時系列の物語なのか決まっていますが考察の楽しみを残すためにあえて断言しない公式さん。。。
いくつかの矛盾点からブレワイやティアキンは完全に別作品から独立しているという考察もありますが、ティアキンがパラレルワールドの物語ではなかった場合どの時系列になるのか考えていきます。
「ティアキンがどの時代の物語なのかすごい気になる!!!」
そんな方はぜひご覧ください。
内容的にネタバレが入るので物語を把握していない方はご注意ください。
前提としてティアキンはブレワイの続編であり、厄災ガノンの封印から3年後~7年後のお話です。
ティアキンはいつの時代の物語?
ティアキンは現在3つの時系列説があります。
1つ目の時系列の図では以下のような時系列になります。
具体的な年月はわかりませんが、リンクの冒険の未来の物語と考察できます。
ブレスオブザワイルドとティアーオブザキングダムは公式によってどのゼルダ作品よりも未来のお話だと発表されています。
ゼルダの伝説はマーベルコミックシリーズと同じように平行世界が存在します。(マルチバース)
「もし、リンクがガノンに負けていたら?」
「もし、勇者が現れなかったら?」
公式では時のオカリナを中心に世界線が分岐していますが、別の説としてブレスオブザワイルドとティアーオブザキングダムは第4の時系列だとも言われています。
2つ目はゼルダがタイムスリップしたことによる新しい時系列の誕生です。
ゼルダが飛ばされた過去はハイラル王国建国直後の世界だったので、ハイラル王国建国から派生した未来と考察できます。
3つ目は悲しいですが、どこの作品ともつながっていない独立したストーリーという説です。
ティアキンでは過去作をに匂わせる建造物や装備が出るものの、いまいちストーリーと時系列がかみ合わない面があるためです。
ティアキンは時のオカリナでどの分岐になるのか?
現在の公式設定から考えられる結論を言うと、ティアキンは時のオカリナで勇者が敗北して後に封印戦争が起こった時系列の最も未来の話になります。
理由は2つあります。
・ハイラル城にある王の手記に王家の習わしに従って娘をゼルダとなずけると書いてある。(ブレワイより)
・開発者インタビューによって封印戦争という物語について語られると明言されている
ブレスオブザワイルドではハイラル城にあったハイラル国王の手記に習わしに従って娘をゼルダと名づけようと書かれています。
これは勇者敗北ルートのリンクの冒険が元となっており、昔不幸な事件にあったゼルダ姫の悲劇を忘れないように王族の家系で娘が生まれた際にはゼルダと名付けるようにと決まったようです。
このゼルダと名付ける習わしが登場する作品がリンクの冒険しか見当たらないのです。
これはティアキンの時系列を確信的にする話です。
開発者インタビューでティアキンは長く語られてこなかった封印戦争について語られる発表されています。
年表では大きな封印戦争があったのは時のオカリナで勇者が敗北したルートのみであり、時のオカリナで勇者が勝利した大人時代ルートや子供時代ルートにも封印戦争があった記述はありません。
ティアキン本編でもゼルダ姫が過去に飛ばされたことにより、封印戦争で何があったのか?ということがアニメでわかります。
(4つの異変解決+龍の涙ミッション)
つまり、ティアキンの時系列はのちに封印戦争がおこる勇者敗北ルートしか現状だとありえないのです。
しかし、時オカをプレイしたことがある人だと、ティアキンの封印戦争はハイラルの過去の封印戦争と何か違うと違和感を覚えると思います。
賢者の名前が少し違ったりと違和感を覚えるのは当然で、公式にティアキンは過去の封印戦争を新しい文献などによる新解釈をもとに作られているからです。
実際にはゼルダが封印戦争が起こる少し前の過去に飛んだことにより明らかになることですが、歴史は研究されるうえで新しい事実が判明することもあります。
実は光の賢者ラウルはゾナウ族で、時の賢者ゼルダは未来からタイムスリップしてきたなど、新しく判明した歴史をゼルダの伝説を初めてプレイした人にも物語をわかりやすく表現しています。
[任天堂HP]「開発者に訊きました:ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」のChapter3を公開しました。
空から地上へつながる立体的なフィールドや、空を活かしたアクション、ダンジョンなどについて、訊いてみました。#ゼルダの伝説 #TearsOfTheKingdomhttps://t.co/4nP8vucIyT— 任天堂株式会社 (@Nintendo) May 10, 2023
ブレワイとティアキンが勇者敗北ルートだと裏付ける大きな理由を紹介しましたが実はまだまだ理由があります。
ほかにも、ブレスオブザワイルドにはゾーラの里にルト姫が賢者として覚醒した石碑があるため勇者が敗北したルートか勇者が勝利の大人時代ルートに絞られます。
さらに….
・神々のトライフォースなど勇者敗北ルートにのみライネルという魔獣が出現する
・ハイラル王国は幾度ともなくガノンの危険にさらされるのが勇者敗北ルートのみ
・開発者が初代ゼルダの伝説とブレワイは同じマップだと発表している
etc….
ただの勇者敗北ルート匂わせなどではないポイントがたくさんあります。
ティアキンはほかの作品を飛び越える
ティアキンでは次のことが明らかになります。
・ハイラル王国を建国したのは初代国王のラウル
#ゼルダの伝説 #TearsOfTheKingdom #Zelda #NintendoSwitch
ゾナウ族のラウル!!
前回の案内人はハイラル国王でしたが、今回はラウルがリンクを手助けしてくれます!! pic.twitter.com/oajzHmP3UX— エージェントK (@Agent_KBOB) May 12, 2023
・封印戦争ではゼルダが未来から飛ばされており、ラウルが命と引き換えにガノンドロフを封印した
・ゼルダ姫はふしぎのぼうし~ティアキンまでの時系列を龍となってさまよっていた
・ゼルダ無双を含め、ゼルダが過去を変えているので今後のゼルダシリーズ作品として別のパラレルワールド誕生を描く可能性もある
ティアキン物語の時系列詳細
ティアキンの時系列が勇者敗北ルートのもっとも未来の場合の詳細です。
なぜティアキンで数々の矛盾点があるのか?
あらゆる可能性がありながらもティアキンは勇者敗北ルートであると紹介してきましたが、まだ腑に落ちない人もたくさんいると思います。
それもそのはず。
ニンテンドーは、初めてゼルダの伝説をプレイする人と過去作をプレイしたことがある人の両方にわかりやすいように工夫して作っています。
今回のティアキンもブレワイと同様にゼルダの伝説をプレイしたことがない人にも、なんとなく筋がわかるように仕上げられています。
ブレワイでプレイヤーの脅威だったガーディアンと神獣は存在した形跡が跡形もなくほとんど消えています。これも新規プレイヤーへの配慮ですね。
(一部存在した痕跡はある)
ゼルダの伝説の代名詞であるトライフォースに関してもそうです。
もし、ティアキンにもどんな願いもかなうトライフォースが出てきたら?
新しく登場させた秘石がかすんでしまいます。
「別にゼルダの伝説なんだからトライフォースくらい登場させてもいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、これが実は致命的です。
なぜかというとトライフォースを大々的に登場させるとなると物語に大きく影響してきます。
トライフォースがあればなんでもできるので、おそらく秘石のくだりはいらなくなります。
ブレワイよりゼルダがトライフォースを所有している描写がありますが、新解釈や新要素をいれる余地がなくなってしまうわけですね。
ブレワイより公式が掲げてきたゼルダの伝説をあたりまえを見なおそうということができなくなり、過去作の通りにトライフォースを集めたり復活させてガノンを封印するというマンネリなストーリーになってしまいます。
これは過去作をプレイしたことがあるゼルダファンの人に対してマンネリでよくないことです。
さらに、ゼルダの伝説を初めてプレイする人にもわかりやすいように過去作を一切無視してゼルダの伝説の常識を新しく丁寧に説明すると、今度はゼルダファンのプレイヤーが物足りないと感じて楽しめなくなってしまいます。
つまり、既存プレイヤーと新規プレイヤーがどちらも楽しめる内容にするということはゼルダ作品を通して些細な違和感や矛盾が発生してしまうのです。
すべてのつじつまを合わせて矛盾の無いゼルダ作品を作ろうとすると、どうしてもゼルダの伝説を初めてプレイする人への配慮が無くなってしまうのは説明するまでもありませんね。
ティアキンだけでもコレクション要素などすべてコンプリートするのに膨大な時間がかかります。そのうえでストーリーや歴史を把握するのに過去作すべてプレイさせようとするのはなかなか酷ですからね。
そのため、ゼルダの伝説が好きで知識がある人に向けて過去に起こったことなどを断定しずらいようにファンサービスや匂わせとして断片的に表現しています。
次回作との兼ね合いとしても、時系列や歴史はある程度固めて断定しないほうが柔軟性があります。
・ラムダの財宝(特殊)
・時の神殿跡
・忘れ去られた神殿
etc….
【ゼルダの伝説】ティアキン(totk)の時系列どこなのかまとめ
いかがでしたでしょうか?
ゼルダの伝説ティアーオブザキングダムは時のオカリナで勇者が敗北して封印戦争が起こった時系列の一番未来の物語だと考えられます。
当然、ブレスオブザワイルドも勇者敗北ルートの未来に位置する時系列の物語ですね。
今後のゼルダの伝説シリーズによってパラレルワールドのような扱いになる可能性もありますが、現在判明していることで考察すると勇者敗北ルートのもっとも未来のお話になります。
しかし、ゼルダがタイムスリップしたことによってさらなる時系列の誕生も考えられるので今後のゼルダ作品やダウンロードコンテンツで明らかになるのが楽しみですね。
(ティアキンの新時系列)
その間ゼルダ姫はマスターソードを抱えながら龍になってしまいガノンドロフを倒すためにずっと作品間をさまよったというとても感慨深いストーリです。
作品の時代を飛び越えて物語が描かれるのはとてもスケールが壮大でおもしろいですね。
スカイウォードソードでマスターソードがどうやって生まれたのかが明らかになったときくらいの衝撃で、ゼルダは人間の姿に戻ることができるのか?
物語の時系列を把握したあとにストーリーを深堀(4つの異変+龍の涙アニメ)することによって、さらに感動すること間違え無しでしょう。
コメント
ラウルが封印してティアキンで復活したんだから、その間の時代にガノンが復活する事は無いと思う。
よって勇者敗北ルートの未来の話ではない。
コメントありがとうございます!
おっしゃる通りラウルが封印戦争でガノンドロフ本体を封印したので、勇者敗北ルートではないと考察もできます。
しかし、公式にティアキンの前作とされるブレワイではラウルが戦争でガノンドロフを封印したにもかかわらず厄災ガノンが登場しております。
前提としてガノンドロフ=ガノンですが、ガノンは魔獣型の憎悪や怨念でありガノンドロフは人型の魔王です。(ゲルド族の男性)
ブレワイで紹介されたとおり、幾度となく復活する厄災ガノンというのはガノンドロフの思念体のようなものであり完全に復活したわけではありません。
(スカイウォードソードで終焉の者が封印されているのに何度も動き出すのと同じです。)
つまり、勇者敗北ルートで登場したラスボスはすべてガノンドロフの思念体であるガノンが復活しているだけでラウルが封印した魔王ガノンドロフ本体がよみがえったわけではありません。
その証拠にゲルド族の男性としてのガノンは勇者敗北ルートで一度も登場していないです。
少しややこしいですが、ガノンドロフの扱いはこのような感じです。
ガノンはどの時間軸でも毎回封印しているのにどうして何度も復活するの?という疑問の答えもここにあります。
何100年に一度厄災ガノンが幾度となく復活し、ハイラルを襲っていたのはハイラル城の地下に眠る魔王ガノンドロフ本体が生きてるためです。
ガノンはハイラル城の聖域(ティアキンハイラル城地下の石碑に記されている)によって不完全な状態で何度も復活しており、今作のティアキンでついに魔王本体が目覚めてリンクと戦うことになります。
ティアキンではゼルダが時を超えて過去を改変しているので、同じ勇者敗北ルートでも別のパラレルが生じている可能性もあります。
ですが、「封印戦争」「幾度となく復活するガノン」「王家の習わしによるゼルダという名前」以上のキーワードを加味すると勇者敗北ルートの最も未来しか現状ありえないです。
公式によって勇者敗北ルートと明言されたわけではないので100%とはいえませんが、そろっている材料で考察すると勇者敗北ルート以外考えられないということです。
長々と読んでくださりありがとうございます。
貴重なご意見なのでぜひ今後の参考にさせてください!
従来の封印戦争=TotKの封印戦争という前提がまず無理でしょう。
ハイラル建国〜時オカ時代まで初代国王ラウルの統治下というのも無理がありますし、その間の時代に何人かいたはずの別のゼルダやリンクという名前をラウルやソニア達が知らなかった訳がありませんし。
封印戦争時のリト族の存在等幾らでも細かい矛盾点はありますが。
そもそも旧来の封印戦争は聖地封印を巡る戦争であってガノンドロフを封印するための戦争ではありません。
そういったことを踏まえた上で別の形で敗北ルートに当てはめる事はできるのかもしれませんが、第4の時系列か既存のゼルダ史を含めた再編が行われてると考えた方が自然でしょう。
コメントありがとうございます!
たしかに過去作からの細かい矛盾点がいくつかあります。
第4の時系列(完全な別世界)の可能性も非常に高いです。
そのためこの考察は、ニンテンドーが公式に発表している勇者敗北ルートの封印戦争とティアキンの封印戦争がおなじものと考えた場合になります。
別世界の物語としてブレワイを基準にゼルダの伝説の歴史が再編されてまったく新しいものになるのは、今までの作品が除外されて少し寂しいですが今後のゼルダ作品が楽しみでもありますね!
BotWにあるルト姫の石碑が時の勇者勝利(大人時代)に位置していると考えられる決め手になった理由は何ですか?
なるべく簡単に教えていただけると嬉しいです。(ただでさえゼルダ史はごちゃっとなっているので…)
(根本的な質問でごめんなさい)
コメントありがとうございます!
ブレワイでゾーラの里の石碑には、神獣が作られるよりもはるか昔にゾーラの姫ルトは賢者となり勇者とともに野望抱くものと戦った。
と記されています。
ルトが賢者として覚醒するのは大人時代のみなので、ブレワイが時オカとつながっていると仮定して勇者敗北ルート(大人時代)or勇者勝利ルート(大人時代)のどちらかに絞られるためです。
大人リンク勝利ルートでしか存在せず、ゾーラ族の変化した姿のリト族が存在するどころか初代ハイラル王ラウルに仕えてたり、時オカのラウルが建てたはずの時の神殿が何故かゾナウ族の時代からあったり、シーカー族も時オカではインパが最後の生き残りで後にはいないはずなのにイーガ団も含めるとかなりの人数が生きてる
他にも矛盾があったり、時オカオマージュネタ多かったりで完全に分離したパラレル以外ありえない作りになってますよ
コメントありがとうございます!
たしかに矛盾してる点が多いので完全にパラレルな可能性もありますね!
・リト族に関して
ゾーラ族がリト族に進化したのはハイラルが水没してリト族が住めなくなった風のタクトの世界線なので、ブレワイの時系列では別の進化をたどったと思われます。
ハイラルが水没しなかったティアキンの時系列でリト族とゾーラ族が共存しているのは意外と不思議ではないです。
・時の神殿
ティアキンで時の神殿は2ヶ所あり、ひとつが空に浮かぶゾナウの時代からのものです。
もう一つが始まりの台地にある時の神殿跡です。
始まりの台地にある神殿跡がおそらく時オカのラウルが建てた神殿かと思います。
時オカだと古いハードウェアの問題でハイラル城から数歩のイメージですが、マップ全体を通してみるとハイラル城から時の神殿跡はかなり近い位置にあります。
・シーカー族について
実は生き残りがたくさんいたというのも雑ですがありえると思います。
なぜかというとティアキン自体にもゾナウ族の生き残りについては矛盾があります。
祠をすべてクリアするともらえる古の勇者の魂という装備がありますが、これはブレワイでインパが語っていた1万年前の厄災戦で戦った勇者と同じ姿です。
さらにこの古の勇者はラウルとミネルしかいない絶滅したはずのゾナウ族です。
絶滅して存在しないはずの種族がなぜか未来で登場するという矛盾がひと作品でも起こっています。
最近のゼルダの伝説を初めてプレイした方と、ゼルダの伝説の過去作をプレイしたことがある方の両プレイヤーに違和感がないように調整されています。
そのため、ご指摘していただいた些細な矛盾はどうしても仕方がないとも考えられます。
ブレワイであふれていたガーディアンや神獣が何の説明もなく消えているのも新規プレイヤーのための配慮だと考えられます。
時オカなど過去作を匂わせるのはすべてオマージュで関係ない、というのは少し寂しい気がします。
公式インタビューで「封印戦争というハイラルの過去について語る」と発表したのにまったく別の独立した時系列の物語を公式が出してくるのか?というところにも違和感を覚えます。
しかし、今後ニンテンドーは新しいゼルダシリーズをどんどん出すと発表しているので、ティアキンが新しい時系列で再編された世界の場合これからどのように歴史が詰まってくるのか楽しみですね!
長々と読んでくださりありがとうございます!
Botwまでが順当系譜で
Totkでゼルダがタイムスリップで歴史改変しよったから
パラレルで第4の時系列が発生したという事でよろしい?
第4の時系列で改変した結果
英傑たちは100年前の戦争で神獣なしに生身で戦争に望んだ可能性が生まれるのか…
それとゼルダが歴史改変しよったから
ゾナウの文献、記録が残るようになってしまったとも取れる
第4の時系列として間の物語に整合性を持たせるなら
途中のガノンは全て分霊の転生体で
Totkのガノンはオリジナルのガノンであり
第4時系列のBotwのガノンはオリジナルの封印が切れかかっていて解放しようともがいた結果の瘴気として暴れておりその後追加でゼルダが100年封印を持たせて瘴気だけ祓った
という事なら何とかなりそうな気もする
コメントありがとうございます!
ゼルダがタイムスリップしたことによる第4の時系列の発生の可能性もありますが、現在はゼルダがタイムスリップしたこと自体が本来の歴史とも考えられます。
公式的にはティアキン(totk)を勇者敗北ルートの未来として表現しています。
しかし、細かい設定での矛盾点が多いため今後新作を出すにあたって大人の都合で第4の時系列として扱われるか独立した別世界の物語として作られると思います。