人前で心を動かす話し方
皆さん人前で話すのは得意ですか?
めちゃくちゃ丁寧に説明したのに相手に心に響いてないと、もどかしいですよね仕事でお客さん相手に何かを説明したり、部下に指示を出すことが多い人もいると思います。
またはちょっとした助けが欲しい時、人に何かをお願いしたりするときもあると思います。
今回は人の心を動かしたい場面で心に響く話し方をご紹介します。
誰かに説明をしたいとき
昨日見たテレビの内容や最近面白かったこと、部下に仕事を教えるときなど会話をするときは必ず何かを説明しますよね。
相手の目線になって考える。
よくあるケースが自分がしゃべりたいことをしゃべって、結局何も伝わらないケースです。
まず説明するときは今から何の話をするのか相手に伝えましょう。
何の話かわかるかわからないかでは、伝わり方が大きく変わってきます。
例 テレビの話。
✖「昨日面白かったんだけどさー」。
◎「昨日観たドラマが面白かったんだけどさー」。
今から相手に何の話をするのか先に告知することで、伝わり方がかなり違います部下に仕事を教えるときも同じです。
例 パソコンのワードの使い方を教えるとき。
✖「まずその画面を開いて、」。
◎「まずワードのアイコンをダブルクリックして」。
いつもワードを使っている身からしたら、何をどうやって使うのか教えようと思いませんが、使ったことがない人は何が何だかさっぱりわからないので何かを教えるときは一から丁寧に伝えてあげましょう。
具体的に説明することで相手の心に残りやすくなります。
表情と声のトーンに気を付ける。
超当たり前のことですが、声のトーンや表情も大事です。
楽しい話をしているのに真顔だったり声の元気がないと、聞いているほうは認知的不協和が発生して気持ち悪いです。
「認知的不協和とは」。
会話においては、自分の想像と相手の反応に矛盾があること、先ほどのように楽しい話をしているのに真顔だったり、悲しい話をしているのに楽しそうに見えるなど、一般的な推測とは違う反応や現象があること。
ちなみに人は認知的不協和を埋めるために考え方を変えるので、楽しい話をしているのに真顔だったりすると、「この人は頭がおかしい」「真顔だからうそだな」のような認知に変わってしまいます。
そのため、表情や声のトーンは話の内容とかみあうように意識しましょう。
営業マンなどでよくあると思いますが、楽しい内容の売り込みなのに仕事だと思って真面目なプレゼンをすると、あまりよくないプレゼンだと思われて話を聞いてくれなくなります。
コミュニケーション能力の質は表情と声のトーンで90%決まると言われているくらいなので、表情と声には細心の注意を払いましょう。
ツールを使用する
表情と声のトーンには気を付けてくださいと言いましたが、正確には見た目と音の情報をもとに印象を分析しています。
見た目と音の情報だけで90%以上を占めているらしいので、話の内容だけでは限界があります。
会話の中で携帯で撮った写真を見せると相手が具体的なイメージをしやすいので、視覚的なツールはかなり重要です。
説明の仕方と話し方
以上が伝え方による相手の心の動かし方ですが、意外と意識しても難しいです小学校の時クラスの人気者が何人かいたと思いますが、なぜ人気者だったのかというとイケメンだったり、面白いからだったりいろいろ理由はあると思いますが、一番の要因は表情と声のトーンが良かったからではないかなと思います。
そういうと「いや、違うだろ」という声が聞こえてきそうですが、しかし、表情と声だけではよくないです。
話している内容が支離滅裂だったらちょっと危ない子かなって感じられると思います。
そこで、表情と声の大切さはご紹介したので、最後に話す内容についてご紹介します。
「声と表情だけで90%なんだから別に内容はいいでしょ?」という方もいると思いますが、内容があってこその伝え方なのでこちらも大事です。
出来事を話すとき
一番大事なのは話す順番ですね、それによって笑える話も笑えなかったり、面白くなくなってしまいます。
具体的な順番は話の内容によって違います。
何か相談したいことなら「担当直入に相談したいことがあるの」といえば相手が聞いてくれる態勢をしてくれますし、面白い話をする時なら「実はこの前こんなことがあったの」と話の前振りをすれば相手は聞く態勢がとりやすくなります。
つまり、何か伝えたいことがあるならまず話の前振りをするのが効果的なんです。
急に話を始めるのではなく、「ちょっと聞いてほしいことがあるんだけど」と一言添えてから話すことで相手の心に響きやすいかそうでないかずいぶん違います。
人前で心を動かす話し方まとめ
何か伝えたいことがあるときは相手のペースに合わせて話すことが重要です。
話したいほうは、自分のペースで話すのが気持ちいいので、ついマイペースに話しがちですが、相手を気遣いながら話すことで格段に相手の心に響く話し方ができます。
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